| RP(ラピッドプロト)を中心とした、技術系に関する様々な分野のRP技術よもやま話。 |
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| 粉体(粉末)造形(SLS)って何?|なぜ粉体(粉末)造形(SLS)を推進するのか|粉体(粉末)造形(SLS)は精度が悪い? |
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RP(ラピッドプロトタイピング又はラピッドプロト)造形品の精度に関して時々質問されます。私も展示会などで装置メーカーさんの方とお話をするときに「この装置でできた造形品の精度はどれくらい?」と尋ねることがあります。
するとたいていは「0.1程度ですね。」と返事が返ってきます。ある電機メーカーの技術者の方からも「どの装置メーカーも0.1って答えるね。」とお聞きしました。
しかしこの0.1という数字は0.1ミリと理解するよりも、「全長に対して0.1%の誤差に収めることが可能です。」と理解したほうが実情に即しているのではないでしょうか?
切削加工よりも複数の要因が絡んでくるRP(ラピッドプロトタイピング・ラピッドプロト)の場合、切削加工と同等の寸法精度は現状では不可能だと見ています。
「全長に対して0.1%の誤差に収めることが可能です。」と書きましたが、この「可能です」という部分も重要です。
切削加工の場合でも、オペレーターの熟練度不足や工具の状態、しいては形状によってはマシンの謳い文句通りの精度はでません。それと同じ事がRP(ラピッドプロトタイピング又はラピッドプロト)の場合にも言えるわけで、どんなときでも0.1%の精度が保障されているわけではないのです。
「粉体(粉末)造形(SLS: Selective Laser Sintering)は精度が悪いから使いたくない。」という声を聞いたこともあります。
実際この発言をなされた方は、粉体(粉末)造形を依頼して納入された造形品の精度が非常に悪くてその後の作業にご苦労された経験があるのでしょう。
私もあるメーカーの方から、他の業者に粉体(粉末)造形で作ってもらったけど精度が悪くて使えないし、その業者ではこれ以上の物はできないというからエーエム開発さんになんとか造形してほしいのだけれど・・・という依頼を受けたことがあります。
ですから「粉体(粉末)造形(SLS: Selective Laser Sintering)は精度が悪いから使いたくない。」という声も真実でしょう。
しかし弊社の経験と実績からは次のように言い換えたいと思います。
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| 「粉体(粉末)造形で精度を出すことは毎日の努力次第で可能です。少なくとも光造形(SLA:
ステレオリソグラフィー)レベルの精度は…。」 |
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努力の中身については、ここに具体的に明らかにすることは控えさせていただきますが、最低限言える事は、社内で出荷品質に対する限度レベルを定義しているかどうかです。
明らかに現実離れしたような、お題目的な限度レベルは却って無意味と言わざるを得ませんが、その工法で守る事が可能な、しかも高いレベルでの限度値を毎日意識していれば、その為に努力することは可能です。
ブレークアウトが終わったはじから、検査もせずに出荷という造形メーカーさんが多いのではないでしょうか?そしてそれらのメーカーさんのオペレーターの方は、ひょっとすると「粉体(粉末)造形は精度が悪い」と自分で思い込んでそれ以上の努力をしていないのではないでしょうか?
しかし、装置メーカーも現状でよしとせず、今以上の品質を追求して欲しいものです。どこをどうするといった具体的なことは控えますが、派手な売り文句が先にたつ装置の開発よりも、現状装置の改善のほうが造形品の品質アップそしてそれがシェアーの拡大へとつながっていくのではないでしょうか。 |
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